Gretsch G6136 DS









Gretsch G6136 DS
White Falcon
2005年製


事故にあったらギターを買うというのは、私の人生の習慣のようなものですね。そういう訳で事故の慰謝料で購入したホワイトファルコン。(笑)

気にはなっていたのですよファルコンは。

ただ、自分はテレキャスターギタリストとして人生を全うしたいという思いとの葛藤から眺めているだけのギターでした。

Gretschだと、自分には6120があるし、それでいいかな?と思ってましたが、2003年になってグレッチがフェンダー傘下になったのを聞いていたので、どんなもんなんだろ?と注目してはいたのです。

今回、機会があって手に取ってみてみたのですが、

マジかこれ!なんか凄い!

正直馬鹿にしてました。

“世界一美しいギター”
だかなんだか知らないけど、音は終わってるんだろ?
どうせ1950年代のオリジナルと違う訳だから…
と、たかをくくってました。

いや、これはこれでありですね。なんか予想に反して感動してしまいました。

ファルコンはボディーサイズが6120よりも一回り大きくて、それが人気の無い要因になっているようですけど、大きいから低音出ますし、サスティーンも稼げるんですよ。

この存在感は、自分には合ってますね。ありがとうございます。

…で、音は派手ですね。

ボディーが全部メイプルなので、カカカと鳴ります…って、アシュラマンか?(笑)

倍音が金属の兼ね合いか?金物のように鳴って、それが絶妙なんですね。

この私のファルコンは2005年製のG6136DSというモデルですが、今のファルコンは(2020年現在)スプルーストップになっているので、メイプルではないんですね。

おそらくスプルースの方が鳴るのは確かなのですけど、やっぱりフルメイプルというのが自分は好きです。男気ですよ。

もう廃版になってるんですねG6136DSは。

そしてDSの特徴は、ビグスビーではないモデルなのです。

Gretschイコール、ビグスビーというのは分からなくはないですけど、ビグスビーでは無いから良いんですよ!と熱く語る。

もちろんビグスビーも好きですけど、あえて無いというのが粋なんですよね。わからんかなーこの良さが。

とかいいながら、将来的にはブリッジが安定しないからどうせならビグスビーという選択になるかも…

さすがにキャデラックを意識して作られたギターだけあってそれっぽい派手さがあります。

という訳で、テールピースはキャデラックGテールピースという物が付いてますが、えらくカッコよいですね。
自分はどちらかというとセドリックみたいな感じで生きてますけどね。(汗)

で、バインディングはゴールドラメ入りで、ヘッドロゴもセンターに縦で。

ポジションマークはハンプトップで絵柄は羽。
トーン、ボリュームノブはジュエルノブで宝石?入り。(笑)

ペグはグローヴァーインペリアルマシンヘッドで、全部ゴールドという派手さ。

それにホワイトファルコンですから白ですよ!ホントに改めて見るとこれは派手ですね。

塗装がラッカーである事に拘る人もいますし、その理由も葛城は分かりますけど、このギターに関してはウレタンの方が良いですね。
といってもヒケが出ていますのでこのギターは極薄塗装ですよ。

ファルコンに関しては安いギターの塗装にウレタン使うというのとは意味が違うんですね。

世界一美しいギターが経年変化で黄色になるのは、ちょっと違うんです。ダメなんですよ。

考えてみてくださいね、木材はメイプルの単板ではないのですから。
ラミネートメイプルですからGretschは。(笑)

分かりやすく言えばメイプルのベニヤ板ですよ。

強度的な問題とか、音響特性の安定を考えればそういう選択になりますよね。

で、置いてあるだけの不安定なブリッジに、浮いたようなテイルピースですよ?
これが仮にビグスビーであっても音響特性は、同じようなもんです。

そういうラフな存在こそがGretschなのですから、要はラッカー塗装がどうのと、野暮な点に神経質になるギターではないという事ですね。

開発思想がそうなのですよ。

それよりも美しくて派手である事!それには経年変化は不要なのです。開発チームの意気を感じますよ。

だからといって鳴らない訳ではない。鳴りますよこのファルコン。
ダイナソニックピックアップも、綺麗に発音してくれますし、

完璧なんじゃん?これ。

オールドビンテージとかとはまた存在価値が違う訳ですけど、本家以上なんじゃないかな?

ジャパグレも捨てたもんじゃないですよ。寺田楽器さん!素晴らしいです!




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