ESP
YELLOW TIGER
George Lynch







































































































































































ESP
YELLOW TIGER
George Lynch

1992年製


問答無用のESPジョージリンチモデル。私の最も好きなギタリストですね。

「これを超えるギターは無い」
とジョージが語るイエロータイガー…確かにこれを超えるギターはありません。

確かに、パープルタイガーや神風も良いのでしょうが、これを超えるギターではありません。

というのは、イエロータイガーの何が良いのか?と語れば、この潔さ!

ド派手な80年代仕様のカラーリング!センスが無いようなあるような…この感じが80年代なんです!
ヴァンヘイレンモデルのフランケンとかもそうですけど、問答無用感が大好きですね。

仕様は、ボディ、ネック共にオールメイプルという潔さ。

メイプル1PSネック指板無しの22フレット。

オリジナルフロイドローズ。ボディにはザグリ無し。したがってアーミングはダウンのみ!

とどめに、ピックアップはリアのハムバッカーのみ!
このギターにはESP LH-200 の後期型ピックアップが搭載されていました。

ヘッドはニューヨークシェイプといわれる仕様。

ボディが3.55kg。

最初、あまりにも軽いのでアルダー?と疑いましたが、音の感じがアルダーではない。アルダーの粘りが無いんですね。

このギターはオールメイプルでなければ存在する意味が無い。なので真剣に調査しました。

メイプルにしては軽いし…何なんだろ?と思っていたら、どうやらソフトメイプルの個体ですね。

比重計算したら、ハードメイプルで5㎏の場合、ソフトメイプルで3.6㎏になるそうで、おそらくそうであろうと…まあ、個体差あるので何ともいえないのですけどね。

木目を見ると、キルトが出ているのでまず間違いないでしょう。

オールソフトメイプルボディーのギターなんて弾いた事無いので
分からなかったのですけど、アルダーっぽくない。

どちらかといえばバスウッドに似た感じで、しかしバスウッドとも違う。

調べると90年代前半は結構ソフトメイプルボディーは各社で積極的に製造されていたようですね。

トーンポットの製造年数などからまあ、92年か93年のモノと思います。

ハードメイプルボディも魅力ではあるのですけど、おそらくジョージリンチが紹介動画でイエロータイガーについて語っている、
「実はメイプルは温かみのある音なんだよ」というのは、ソフトメイプルを指しているのではないかと確信!

そして、ネックを外してみると、シムの紙が入ってました。(笑)

これも80年代仕様なんですね。外して弾いてみましたが、鳴りが良くなり過ぎて何か違う。

シムに紙を嚙ませると、確かに良い感じになる。(笑)

ホント問答無用なギターです。スペックや細かい所に拘るのも重要なんですけど、いろんな意味で漢気溢れるこのイエロータイガー最高です!

パープルタイガーや神風は機能的にはイエロータイガーよりも優れるんですけどね。

そういう問題ではないのです。

とはいえ、雑な造りではありません。しっかり造ってありますね。

フロイドローズのアームの受けが割れたので、差し込み式のものに交換しました。

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