KAWAI
MOON SAULT
CRYSTAL MOON
MS-130C
1993年製
葛城ギター初の変形ギター。
カワイ ムーンサルトのアクリルボディー仕様。
秀逸なデザインに惹かれて、つい衝動買いしてしまいました!
変形ギターですけど、ギブソンのフライングVとか、グローバージャクソンのランディーVとかと同じと考えれば、アリなんじゃないか?と。(笑)
デザイン素晴らしいです!
指板が月の満ち欠けになっていてトラスロッドカバーがロケットになっている。
ヘッドも星と月のインレイ。
昔から気になっていたムーンサルト。
しかし、ちょっと手が出ないよね。(笑)
1本目のギターでいきなりムーンサルトを弾きたいという人は、なかなかの天才と思います。
とても、思い切ったギターです。
葛城の場合は、このギターの材質が気になっていて、ムーンサルトの導入を躊躇っていました。
ノーマルのムーンサルトは、マホガニーボディー。
ネックはマホとかメイプルとかあるみたいですけど、ちょっと今は、マホボディーは不要かなぁと。
マホガニーの音が嫌いという訳ではないのですけど、私はトレブリーな音が好きなので。
そう考えていたら目の前に現れたこのギター…。
「ん?これってスペック的にアリなんじゃん?」
と、思えてしまった。
ネックはローズウッド指板のメイプル3PS。
ボディーは間違えようのないアクリル単板ボディー。
70年代の初期のモデルはトグルスイッチが4つも付いていて、シングルとハムを切り替えたり色々出来るようですけど、葛城的には不要。
スケールはいわゆるギブソンピッチのギターですけど、まあ問題はない。
アクリルなのでスルーネックにはなる訳ないし。
木の音しなくても別にいいじゃん。
そんなふうに考えて弾いてみたら、
鳴る。
意外にもサスティーンが良い。温かみは無いんですけど、低音も高音も出る。
低音高音というより、音の締まりが、
フルアコ→セミアコ→セミソリッド→チェンバード→ソリッド→アクリル
という感じ。密度が高い感じですね。固い音。
ただ、悪くない。
これはこれと割り切れば、良い音ですね。
フルアコのエア感も好きですけど、真逆な感じもまたアリです。
重量は、重いです。
重いですけど、許せる範囲の重さですね。
これがレスポールやストラトのようなシェイプだったら滅茶苦茶重くて使えないでしょうけど、ムーンサルトの小ぶりなボディーだからこそ、アリです。
座って弾けないという人居ますけど、弾けますよ。
ボディーを膝の上で絶妙にバランス取る感じにしないといけないですけどね。
ピックアップは最初から付いていたカワイのオリジナルピックアップですが、使えない音ではないです。
バダスタイプのブリッジGOTOHのペグ。
この辺はノーマルで良いですね。
シャーラーロック使えるようにストラップピンは当然変えましたけどね。
面白いギターですよ。
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