我が師とは?

ギターキッズなら手に取らずとも、一度はその存在を聞いた事があるであろう7弦ギター。

一言で
7弦ギターといっても当然様々なジャンルで7弦ギターは弾かれています。古くはJAZZ系ギタリストなどにより愛用されていましたね。最近では稀にですが7弦アコギ奏者も現れているようです。(葛城もちょっとだけ7弦アコギは弾きます。)10数年前より、HR、HM系ロックギタリストの

7弦ギターの使用も目だってますね。名前を挙げると、ウリ・ジョンロート、ジョージ・リンチ、ジョン・ペトルーシ、スティーブ・ヴァイ、ロブ・ジョンソン、ジョー・サトリアーニなど・・・。

どなたも凄いギタリストですね。(笑)他にも、それほどテクニカルでなくても
7弦ギターの奏者はいらっしゃるようですが。

7弦ギターを弾かない人に、「何故7弦を弾かないのですか?」と尋ねると、決まってこういった答えが返ってきます。

「必要無い。」「6弦でも持て余すのに
7弦は無理。」「7弦は違和感があり弾きづらい。」などです。

6弦のスタイルに拘るという良さがあるのは事実!と自分も思うのですが、“テクニカル系”に拘るというならば話は別!絶対に


7弦が良い!例えばテレキャスターやレスポールやストラトは古臭い“6弦”だから良いのであって、それを7弦にしても・・・。と葛城は考えてしまう。

単車で言うなら空冷Zのエンジンを水冷にしてもねぇ・・・。と言う感じかな?(そんな事言うと、余計分かんなくなるかな?)

しかし、フロイドローズ搭載の言わばテクニカル水冷16バルブエンジン搭載のような、開発思想が“性能”を追い求めたギターならばどこまでも“機能的”である方が“理に適っている”と私は思っています。

自分もそうだったのですが、この“テクニカル”という路線に恐れを感じるのも事実。単車で言うならそれらは最高速の次元が高く、その為に恐れを感じ尻込みをしてしまうのと同じと言えるでしょう。性能を持て余す事を恐れ、自分には使いこなすのは無理だと・・・。


しかし、彼にそんな事は当に「問答無用」である!
“七弦の星”こと 小林信一 には。

小林信一
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小林 信一
小林信一 プロフィール

HR、HM系最強の“七弦の星”。HR、HMというスタンスを取りながらも“理論的”に攻める事が可能という稀有な存在。ギタリストとしては勿論、ギター講師として、さらには教則本や雑誌等で活躍中。

そのギター求道者としての姿勢は日本のジョージ・リンチとも、ジョー・サトリアーニとも、ダイムバック・ダレルとも言われている。


Aceのコメント
現在、日本で最も著名な7弦ロックギタリスト”と言えば彼、小林信一である。彼とのお付き合いはかれこれもう15年以上になるのですが、(早いものです・・・。)色々とお世話を掛けました。

新宿で出会って以来、彼のこれまでの歩みを知る者として小林信一というギタリストについて、これはあくまで私の主観でしか無いかも知れないのですが、この場を借りて語らせて頂けたらと思います。


彼を一言で表現するなら、それは“闘う漢”であろうか・・・。小林氏は以前に私にこう話してくれた事がありました。

「自分は天才じゃないよ。天才っていうのは凄い!フレーズ聴いたら、聴いた事を直ぐに弾けるじゃん。当に天が才能を与えてる。でも秀才って違う。秀才は努力しないと駄目なんだ。」

と・・・。また、私が彼にギターを習い始めた時、こういう質問を彼にした事もありました。


「師匠は何時間位ギターを練習するんですか?」と。

当時、イングウェイ・マルムスティーンが一日に6時間練習しているという記事を読んで触発されて聴いてみた質問でしたが、彼は一言こう答えた。

「えっ?何時間って、いつもだよ。」と。

正直言葉が出なかった・・・。彼にとって練習は“何時間”という概念で測れるものではなかったのである。その時以来、彼は私のギターの師である。多くの場合HR、HM系ギタリストは“理論的”ではないが、彼は実に“理論的”である。

音楽理論にも良く精通されているにもかかわらず、“ROCKER”であるという事に拘りを持つ。人格的な事で言うならば、人柄は誠実であり、そして熱い!それは名著


“地獄のメカニカル・トレーニングフレーズ”を読んで頂ければ即座に理解して頂けると思います。(正直ジャケットのデザインは・・・。ですが。)
「地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ」 小林信一 著 “地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ”
リットーミュージックより出版
A4サイズと大きく観やすい教則本です。彼の拘りが随所に表れていますね。左の写真は第一号ですが、続編も出版されています。(左の写真をクリックしてサイトへどうぞ!)

“発売初日に近所の本屋で発売されているのを見たのですが、次の日に行ってみたら売り切れて再版待ち”という現象が各地で続出したという、教則本では異例の売り上げを誇る名著です。CDが付いていて1680円です。この内容なら納得でしょう。


(ちなみに、この教則本は6弦用ですね。)

日本各地で精力的に行なっておられる、彼の7弦ギターセミナー”には是非参加される事をお勧めします。彼の教えは只の他人から教わった事の“受け売り”ではなく、自身が通って来た“ギター求道者”としての闘いの歩みそのものだからです。彼の戦友である、シェクター製

7弦の愛器その名も“ケンシロウ”若しくは“ラオウ”を手にして誠実にマニアックに語って下さる事でしょう。(笑)実際に行ってみると、彼のセミナーに何故そんなに人気があるのかその理由が分かりますよ。

私とは求めるジャンルは違うとはいえ、やはりこれからも彼は私のギターの師で在り続けると思います。見えない“努力の天才”であり“闘う漢”である、“七弦の星” 小林信一の・・・。




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