1995年SR400S 限定モデル。
限定モデルに弱いんですね私。当たり前っていうのが苦手なのかもしれません。
SR400の限定モデルを何気無く購入したのは確か1996年ではなかったかな?新車での購入でしたね。
当時はSRが流行っていたんですよ。ファッションバイカーって奴が大勢いらっしゃいました。
でも私が目指したのは究極のハイコンプSRでした。当時住んでいた目黒の近所にSRのカスタムで有名な“オレンジブルーバード”さんがあったんですね。
雑誌なんかでもよく特集されてましたが、その中のノートンSRというのが凄いんですよ。
何でも200kmオーバーするSRだそうで、そんなマシンを創ってみたいな・・・という願いからSRを購入しました。
GPz400Fの廃車からSRに変更とは随分好みが変化したものですが、東京の目黒では、車両の保管がままならないのですよ。
人気の旧車は盗難の危険がありますし・・・。で、結局生き残っている旧車ってSRしかないな・・・と考えて煮詰めて選んだ覚えがありますね。
限定SRは95年モデルでしたが、これは非常に綺麗なカラーリングでしたね。
それまでの紺白のタンクと比べても華やかで上品さがありました。
カスタムは、まずスーパートラップを入れました。結構な爆音でした。あと、とりあえずのパワーフィルターですね。その後FCRかCRを入れようと画策してました。
エンジンの中もコンロッドからなにから全部やってやろ!と思ってましたが・・・。
で、ここからが問題なのですが、ハンドルにセパハンを入れてしまったのですね。
・・・。
セパハンをSRに入れると、悲惨ですね。
曲がらない。乗り難い。取り回しが最悪。一気にやる気が無くなっていきました。
しかし、SRで似合うアップハンドルって無いんですね。SRは、やはりスタイリング的にセパハンがカッコ良い単車と思います。
でも乗り難い。
ノーマル27psのSR400は、上ではやはり駄目でしたが、下は単気筒ならではのトルク感があって街乗りでは良い感じでしたね。
でも結局セパハンで扱い易さが殺されたので無念でしたが・・・。
アップハンに戻すのも嫌だったんですね。(笑)
さらに、東京という街は単車に乗るような環境ではないんですね。渋滞ばっかで。
GPzの時は横浜でしたからまだ走り易いのですが、東京は駄目です。特に23区は最低ですね。23区は125ccが最強ですよ。(笑)
独特のキックスタートは確かに面白かったですけどね。デコンプレバーとか、メカメカしくて好きでした。妙なドラムブレーキがマイナスでしたね。
ドラムが悪いんじゃなくて、何だか知らないけど、ダミーな感じの穴?があったり、ハッタリの冷却フィンがあったり、何でこんなふうにするのかな?と疑問な外観でした。
センターフレームをオイルタンクに利用するアイディアとか面白いんですけどね。思うのですが、機能美っていうのはダミーじゃ駄目なんですよね・・・。
確かにSRは美しい単車ではあったのですが・・・。
それでもまあ、一度やると決めたのだから、最後までカスタムして50psのSRを創ろうと再奮起したのですが、単車を学べば学ぶほど・・・。
やはりフレームが最速を目指すには貧弱という弱点が妙に気になります。やはりダブルクレードルのようなフレームでないと中途半端になってしまうんですね。
では、フレーム補強をするか?といってもやはり基本設計が走りに振ってないSRでは・・・。色々考えた挙句・・・。
結論。止めよう!(笑)
当時はギターを弾き始めた頃でもあり、機材にお金も掛かっていたので、このSRを売却してギターにしようと思いたってしまったのでした。 |