魅惑のBigsby

ロカビリー野郎なら1度は憧れるビグスビートレモロアーム。しかし、その調整で苦しんでいる方は居ませんか?そんな方に私の探求したビグスビートレモロの設定方法をお教えしたいと思います。えっそうなの?と思われる方も居られるかも知れません。参考にしてみて下さいね。

まず、ビグスビートレモロとは何か?それはGretschのギターなどに付いているアームである。ストラトのシンクロナイズドトレモロや、フロイドローズ系とは違った生鳴り感のある音が魅惑とされています。
これがビグスビーだ!

ビグスビートレモロにも色々あって、これはGretsch6120-60に純正で付いているB6というトレモロです。

超レトロでシンプルな構造。唯一無二のサウンドを出します。

引いて使う事もありますが、大抵はバーを押して使いますね。

デュアン・エディー奏法などには必須のアイテムです。

色々なビグスビーがありますし、ライセンス物もあるのですが、ここでは私のGretsch6120-60
1998年製に付いていたビグスビー(B6)についてご説明致します。

ビグスビートレモロは取り付けは単純にボディーエンド部にネジ3本+ストラップピンを止めるネジで固定します。
ちなみに、私はストラップロックピンを取り付けています。

そして、ビグスビーに付いている弦を引っ掛けるポールに弦を引っ掛けて、ブリッジに弦を乗せて、普通のギターのようにペグ穴に弦を通して弦を張る訳ですね。Gretschギターはご存知のようにブリッジはギターボディーに乗せただけです。ここを固定する為にビス穴を開けてしまったり、ブリッジの台座をボディーに接着剤で固定してしまったりする人が居られますが、もし接着するなら意外にもご飯粒がよかったりします。フエキ糊というのもアリかも。(笑)いずれにしましても二度と外れないような接着材を使うと後悔しますよ。ちなみに私は何も固定していません。

弦のオクターブピッチを調整しながらブリッジの位置を決める訳ですが、そうすると若干低音弦側がピックアップより遠くなり若干斜めになります。私は調整しやすいようにボディーにマジックでブリッジの台座の形に印を付けています。
こんな感じで斜めになります。私はノーマルのブリッジです。

話が前後しますが、このビグスビーアーム・・・。私の6120-60は98年製なのですが、実に精度が悪い!

えっ?そうなの?精度って悪いんだと思われた方もおられるかも知れませんが、ビグスビーは改良型と改良前の型があるのです。

改良型はビグスビーの取り付け部分の金具の小さい方の金具と大きなプレートの折れ曲がる部分つまり連結部の隙間が小さいのに、改良前はこの部分がガバガバ・・・。これでは、ビグスビーをネジで取り付けても、アーミングをラフに行うと、アーム側の大きなプレートが上下に動いてしまい、結果的にブリッジの台座も動いてしまう始末。その為、弦のチューニングも安定しません。

さらに、ビグスビーの弦を引っ掛ける所の中心もずれている・・・。これではブリッジに対して平行に弦が張れない・・・。

アメリカ人の仕事って何でこんなに雑なのかね?信用しない方が良いですよ。(笑)

そんな状態なので、改良前のビグスビーは改造が必要になる。

さて、改造じゃ!

まず、連結プレートを連結している変な棒を切り落とす。ノーマルではこの棒の穴と棒のピッチもガバガバ・・・。連結部の隙間と、穴の隙間で左右の振れが数センチはある・・・。これではブリッジの台座は動いて当然・・・。

適切な径のネジをそれの代わりに入れて、隙間に適度なワッシャーを噛ましてセンターを出す。ネジは見かけは無骨ですが、ダブルナットで止めます。ダブルナットはセンター出しや稼動部の硬さの調整がしやすいからですね。別にロックナットでも構わないのですけどね。
改造後。隙間のワッシャーとダブルナットが分かりますか?

さらに、弦を引っ掛ける部分のバーも同じ方法でセンターを出す。カシメを一時的に外して、アームの部分も6角レンチで外して適度なワッシャーを入れてセンターを出す訳です。
ここもセンターを出す訳です。

そして、弦を普通に張って終了です。

これで変なグラつきが無くなりました!副産物として、気持ちですが、ビグスビーが振動を以前より拾ってくれているような気がします。ビグスビーが安定して、ブリッジが改造前より不要にグラつかなくなった結果としてチューニングが安定するのです!

当然アームの稼動部をグリスアップしておけば、さらにアーミングは良い動きになりますよ。グリスアップしないときちんと動かないなんて、何て無骨なんだ。

皆さんも試してみてください。これでブリッジ部分を固定しなくてもそうそうは動かなくなりますよ。(細い径の連結部のピンは切るので再生不可能になりますが・・・。)

しかし、最近のビグスビーの改良型を使えばこんな苦労は無いのかも・・・。(笑)



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